閑静な住宅地の中に、真っ白な外壁と大きなガラス張りのスペースが目を引く建物があります。その名も「andMade.kitasando (アンドメイド北参道)」。

「andMade」は、フリーアナウンサーの古舘伊知郎さんらが所属するプロダクション・古舘プロジェクトが手がける“ファッションFAB施設（デジタル機器などを手軽に使用しオリジナルアイテムを製作できる施設のこと）”。施設内には、服やアクセサリーを製作するために用意されたプロ御用達の縫製機器、各種プリンターやミシン、レーザーカッターなどの最新デジタル機器が勢揃い！デザイナーから学生の方まで、誰でも“服作り・もの作り”に没頭できる国内最大規模の会員制コワーキングスペースです。

ここで一つの疑問が。芸能プロダクションでもある古舘プロジェクトがなぜ“ファッション”の施設を手がけたの？ナゾを解決すべく、担当者にお話を伺ってきました！

次世代のファッションの才能を発掘・応援する場へ

お話を伺ったのは、「andMade」のマネージャーの荒尾美穂子さんと企画担当の伊藤滋之さん。

―古舘プロジェクトと聞くと、“芸能プロダクション”という印象が強いのですが、なぜファッション事業に参入されたのでしょうか？
荒尾さん「弊社は多くのタレントを抱えるプロダクション。そのノウハウを生かし、ファッションの分野でも新しい才能を見つけ、育て、世界に羽ばたく場所をつくりました」

―なるほど。実際はどんな方が利用されているのですか？
荒尾さん「プロアマ問わず、デザイナーやパタンナー、学生の方にも幅広くご利用いただいていますね。また、この施設は服を作るだけでなく、作った後に“横のつながり”ができるような場所でもあるんです。2階は縫製機器が完備された作業用のアトリエで、1階では、最新デジタル機器を使ったオリジナルグッズが作れます。

また、一階にはギャラリーも併設。定期的にアーティストの企画展を開催しております。
先日も、スタイリスト・デザイナーとして数多くの女優、トップアスリートを輝かせてきた安野ともこさんのコスチューム展（「安野ともこのコスチューム展“Thanks a million”」）を開催し大盛況となりました。

来て頂くと“自分だけの大切なものを見つける、アイデアを広げる、創る、発信できる場所”というandMadeのコンセプトをお判り頂けると思います。お客様ひとりひとりが主役なんです！」

ダガヤサンドウを「My Brandが生まれる街に」

―なぜダガヤサンドウに出店することになったのですか？
伊藤さん「元々、ダガヤサンドウは“ファッションの街”だと思って注目していました。原宿・表参道・渋谷も近く、ファッションに敏感な人も多い。そして新宿にも近いので、服飾系の学生の方々もアクセスしやすいエリアです。ファッション事業の展開には最適なエリアでしたね」

―ダガヤサンドウを一言で表すと？
荒尾さん「静かな街なので、はじめに訪れたときは本当に渋谷区なのか？と疑ってしまいました（笑）。個人で運営されているセンスの良いお店も多い。仕事もしやすい環境で、一言で表すと“人に紹介したい街”ですね」

伊藤さん「僕は“無限大の才能が広がっている街”と感じます。この街にはたくさんの才能が潜んでいる。ここから、ファッションに限らずたくさんの才能が世界に出ていくと嬉しいですね。ファストファッションも良いですが、こだわり抜いた自分だけの大切なモノをつくる場所』として、andMadeを使っていただけると嬉しいですね。

また、2019年1月24日より多彩なアーティスト、クリエイターとのコラボから誕生したユニークなブランドが集うオンラインモールをスタートさせています。
主にandMadeSHOP限定の「手作り一点ものグッズ」を受注生産にて販売します」

荒尾さん「andMade北参道から誕生した“BRAND”のオリジナルグッズを随時アップしてまいりますので、こまめにチェックしてみてください！」

利用料金は、600円／1時間、3,500円／日、9,800円／1ヶ月、98,000円／1年（それぞれ入会金が別途1,000円必要）。WEBショップも展開中。

ダガヤサンドウから、世界を代表するファッションデザイナーが生まれる日も近い!?