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インテリアショップからベトナム料理店まで…人気ショップを手がけるランドスケーププロダクツの秘密とは?

インテリアショップ「プレイマウンテン」、カフェ「Tas Yard」、コーヒースタンド「BE A GOOD NEIGHBOR COFFEE KIOSK」、ベトナム料理店「Pho 321 Noodle bar」…。

ダガヤサンドウの街を歩くと目に入る人気ショップの数々。実はこのショップ、すべて同じ会社が手がけていることはご存知でしたか?手がけた会社の名は「ランドスケーププロダクツ」。数々のショップやプロジェクトを手がけた“仕掛け人”の一人である、同社代表取締役・池田陽介さんにお話を伺いました。

「自分たちが欲しいものや場所を創る。それが新しいことを始めるときの軸」

ランドスケーププロダクツは、創業者の中原慎一郎さんを中心に、1997年に結成されたデザインチームです。1940~60年代のモダンデザインをルーツに、友人とともに家具製作を開始したのが事業の始まり。2000年にオリジナル家具、雑貨を製造販売するインテリアショップ「プレイマウンテン」を神宮前にオープンした後(現在は千駄ヶ谷に移転)、独自のモダンなスタイルで、家具・住宅・オフィス・店舗のデザインのみならず、店舗自体の運営やプロデュースも手がけてきました。

本社はダガヤサンドウ内・原宿寄りのエリアに位置しており、前述のカフェやベトナム料理といったショップの数々も、実はすべて徒歩圏内というから驚き!

―手がけられたショップは、ほぼダガヤサンドウのエリア内にあるのですね。
「コーヒースタンドやベトナム料理店も、元々は”自分たちが欲しいもの”だったんです。自分たちが好きなものや場所が、自分たちの近くにないと困る(笑)。近くにある方が自分たちの目が届きますしね」

―様々なジャンルのショップを手がける際に、大事にしていることは何でしょうか?
「僕自身海外に買い付けに行くことが多くて、アメリカで毎日のように通うベトナム料理屋さんがありました。ですが、いざ日本に帰国すると、会社の周りに好みのベトナム料理屋さんが無いなと(笑)。
あえて言うのであれば、”いま自分たちが必要としているもの”を創ることが、新しい事業を始める上での一つの軸ですね」

Man made objects ―人間が関わってできるものを大事にする

―各ショップ、それぞれ居心地の良い空間が広がっていますね。
「ランドスケーププロダクツには、すべてのプロジェクトにおいてテーマがあります。それは 『Man Made Objects』という言葉です。広義的な意味で、”人間が関わって出来ているもの”を意味します。”居心地の良い空間を共有すること”を大事にしているので、それが伝わると嬉しいですね」

―ダガヤサンドウに拠点を構えて20年近くになりますね。今後の展望を教えてください。
この地を拠点にして、自社が運営する店舗も増えました。15年近く経過する店舗もあるので、リニューアルといったことも検討していきたいですね。

―最後に、ダガヤサンドウを一言で表すと?
「”常に変わり続けているけど、どこか変わらないものもある街”、ですね。新しいお店も増えている中ではあるけど、昔からずっと変わらない老舗もある。実は、昔からいるとあまり変わった印象がない(笑)。そこがいいのかも知れません。とても安心できる街ですね」

「自分たちが欲しいものや場所を創る」。そのシンプルな想いこそが、居心地の良い空間を生み出し、多くの人を惹きつけているようです。ランドスケーププロダクツが次にどんな“景色”をダガヤサンドウに創るのか、今から楽しみでなりません!

DATA

店舗名 Playmountain (プレイマウンテン)
住所 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-52-5 原宿ニュースカイハイツアネックス105
営業時間 12:00-20:00
定休日 無休
TEL 03-5775-6747
URL http://landscape-products.net/

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