ダガヤサンドウ周辺にある3駅、北参道・代々木・千駄ヶ谷のちょうど真ん中ほどに位置する、赤いレンガの外装が印象的なレストラン「チャイナ食堂 サールズ キッチン マーケット」。
すぐ近くにある人気ビストロ「コンカ」のシェフが監修する中華料理と、BIO製法(作り方に厳しい制限がある製法)で作られた自然派ワインを一緒に楽しめるレストランです。
フレンチ料理やイタリアン料理はワインと一緒にいただくことが多いですが、ワインと中華料理の組み合わせはとっても新鮮ですね。
「ちょっと餃子をつまみながら飲みたい気分、だけど街の中華屋さんとは少し違う気分だな…という時にもぴったりです」と、スタッフの川本さんが教えてくれました。
また、フレンチ料理の要素を取り入れたメニューも多く、水餃子にはセロリとレモン、サラダにはフレンチのドレッシングが使用されていたりと、一味違った工夫がされているのもこのお店の魅力。
明治通りから一本入った静かな道沿いにあるため、大きな窓からはゆったりと歩く人々の姿が見えます。
白と木目を基調にした、ドライフラワーがふんだんに使用されたインテリアも相まって、なんだか店内にいるだけで癒されます。
それでは早速、お店のおすすめ料理から2つをご紹介。
1つめは、黄金色の羽根がきれいな焼き餃子。
一口サイズなので、ワインのお供にぴったりです。外はカリカリ、中はじゅわっと。どんどん箸が進みます。
2つ目は、中国の立春の日に食べられるお料理、春餅(チュンピン)。
色とりどりの野菜・錦糸卵・叉焼・甜麺醤などのお好みのものを、蒸し器で温めた餅(ビンと呼ばれるクレープ生地)で巻いて食べます。テーブルが一気に華やかになるこの一品は、みんなでワイワイ囲んで食べるのも楽しいですね。
他にもたくさんのメニューがありますが、「酸っぱ白菜ちゃん」や「揚げもろこし(反抗期)」など、その名前は一つ一つユニークなものばかり。
少し変わった名前をつけることで、お客さんとのコミュニケーションのきっかけになるそうです。地域に根差したお店づくりはこのような工夫からも生まれるのですね。
このお店のお客さんは働き盛りの30代・40代の方が多く、そんなダガヤサンドウエリアを「働きものの街」と話す川本さん。
その証拠に、お昼の時間帯はランチタイムが限られている人が多いため、1分でも早く提供できるように心掛けていらっしゃるそうです。
また、ダガヤサンドウは、「昔から住んでいる人が多いエリアでもあり、新しくここのエリアで働き始めた人も多いですが、みんなが程よい距離感で生活しているところ。都会的なところに、どこかほっとする田舎っぽさがあるところも魅力の一つですね」ともお話いただきました。
2020年に近づくにつれて様々な変化が予想されるダガヤサンドウですが、今と変わらないことを淡々と続けていきたいとのことで、これからも変わらない魅力でダガヤサンドウの「働きもの」たちを支えてくれることでしょう。
DATA
店舗名 | チャイナ食堂 サールズ キッチン マーケット |
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住所 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷 4-22-6 |
営業時間 | 月・水~金 11:30~15:00(L.O. 14:30) 18:00~23:00(L.O. 21:30) 土・日 18:00~23:00(L.O. 21:30) |
定休日 | 火曜日・第2・4日曜日 |
TEL | 03-6804-6034 |
URL | http://www.bistro-konka.tokyo/saluts/ |