北参道駅からすぐ近く、山手線の線路が見える落ち着いた道にひっそりと佇んでいるのは、ワインとおつまみのお店「vinmari(ヴァンマリ)」。
オーナーの前田さんは、野方にあるフランス料理店「ラ ポム ド パン」(現在は高円寺に移転)・西麻布の「Le Bouton(ルブトン)」を経て、2018年11月に独立し、このお店をオープンされました。
「vinmari(ヴァンマリ)」というお店の名前の由来は、専門用語で湯煎を表す”bain marie”(マリーちゃんのお風呂)=「温かく心地よい空間」に、フランス語でワインを表す”vin”を組み合わせた造語でこの名前が生まれました。
また、前田さんがお好きなフィンランドのアパレルブランド「Marimekko(マリメッコ)」の名前の一部でもあり、一般的な女性の名前の代名詞として使われる”mari”とも掛け合わせ、色々な思いが込められた店名です。
お店に一歩足を踏み入れると、ゆっくりとした時間を感じられる、北欧とヴィンテージをベースにしたインテリアが出迎えてくれます。
お店のインテリアやドアに多く使われているのは、前田さんの好きな色「ブルーグレー」。
前田さんのお人柄と、一つ一つ丁寧にこだわったインテリア・ワイン・お料理が温かく心地よい空間を作り上げています。
お店にはなんと平均して80本から100本ものワインが用意されており、その時々のお料理・お好みに合ったワインを楽しむことができます。
早速、ワインと、それに合うお料理2品をご紹介!
前田さんおすすめのワインは、スパークリングワインの「CRÉMANT DE BOURGOGNE BRUT」。
アペタイザーにおすすめのメニュー「バタロン」と相性抜群だそう。
マカロンの生地に使われる食材はその時々によって変わりますが、この日に入っていたのはレモンピール。中にナッツとドライイチジクの入ったバターの濃厚な味とレモンのさわやかな香りのバランスが抜群です。
お料理2品目は「ヤンソンさんの誘惑」。
つい気になって、店員さんに名前の由来を聞いてみたくなるこのお料理。聞いてみると、スウェーデンの菜食主義者であったヤンソンさんが、あまりに美味しそうな匂いと見た目に負けて、アンチョビが入っているこのお料理を食べてしまったというエピソードがあるそうです。
細切りのジャガイモとタマネギをホワイトソースと合わせ、表面をカリッと焼いた一品。アンチョビの塩味と香りがいいアクセントになっており、ワインを持つ手がどんどん進みます。ころんとしたブラウンのお皿も素敵ですね。
平日の営業は18時からで、ディナーを楽しめる時間帯のオープンですが、土曜・祝日は15時からと、少し寝坊してしまった日のランチにもピッタリ。また、せっかくの休日なので明るいうちから飲みたい!という方にもおすすめです。
お店の場所にダガヤサンドウを選んだのは、街の魅力を多くの人に知ってもらえる2020年と、その先に向けて盛り上がりが期待できるエリアということ。そして、そして窓から緑と電車が見える落ち着いた裏通りという、理想としていたお店のイメージにピッタリな場所が見つかったこと。
近所のお店の方々との交流もあるようで、そんなアットホームな雰囲気もダガヤサンドウの魅力ともお話しされていました。
カウンター席で前田さんと会話を楽しむのもよし。お友達とゆっくりと語り合うのもよし。こだわりがギュッと詰まった空間でワインとお料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。
DATA
店舗名 | vinmari(ヴァンマリ) |
---|---|
住所 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷 4-3-7 1階 |
営業時間 | 月~金 18:00~23:00 (L.O.22:30) 土・祝日 15:00~20:00 (L.O.19:30) |
定休日 | 日曜日・第1月曜日・第3月曜日 |
TEL | 03-6812-9109 |
URL | https://www.instagram.com/vinmari116/ |